お役立ちコラム

キッチンリフォームのポイント

調理や食事に喜びを生むキッチンリフォーム

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毎日の食事を生み出す場となるキッチン。火や水を使うため、熱や湿気による劣化が進みやすい部位です。長く使用しているうちに、家族のライフスタイルが変わって食事の内容や時間帯、食器や食材の収納量なども変化しているはず。現在の使い勝手に合わせてキッチンを適切にリフォームすることで、ただ新品になるだけでなく、調理や片付けがスムーズに。苦痛や苦労から解放されて、キッチンに立つことが喜びとなり、家族の食のシーンも快適なものに生まれ変わります。

※2018年12月現在の情報です。

リフォームのタイミング

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長年使用していると不具合にも慣れてしまうものですが、ちょっとしたことでも蓄積していくと大きなストレスになってしまいます。下記のような不具合などが気になるようになったら、リフォームを検討したほうがいいでしょう。

油汚れや水あかがとれなくなった

最初のうちは拭き取れていた油汚れや水あかも固着してしまうようになると、掃除するのさえおっくうになりがち。そこまで汚れがつくということは、コンロやシンク自体の経年劣化も進んできているはず。見た目以上にキッチン全体が傷んでいる恐れがあります。

扉の面材や引き出しが破損している

キッチンのキャビネットの扉にひび割れや剥離が生じていたり、引き出しがスムーズに開閉しなくなっていたり、といった不具合もちょっとしたイライラのもと。モノの出し入れの効率が落ちるだけでなく、万一の地震時に収納内のモノが飛び出てくる危険もあります。

カウンターの上がごちゃごちゃしている

カウンターの上が食器やキッチン家電などでいっぱいになっていると、調理のじゃまになりますし、掃除がしにくく衛生面でも問題があります。使用する調理器具や食材、食器などを出し入れしやすいように収納計画を見直したいものです。

キッチンのレイアウトを変更したい

以前は独立型のキッチンだったけれども、子どもができて目を離さないようにしたいので対面式に変えたい、というように生活のスタイルの変化もリフォームのきっかけになります。「壁付け」「対面式」「アイランド式」「コの字型」「L字型」などレイアウトによってメリット、デメリットが異なるので、リフォームの担当者とよく検討しましょう。

キッチンリフォームの注意点

キッチンリフォーム_写真3

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キッチンは、コンロやシンクなどの設備部分とキャビネットなどの収納部分で構成されており、設備部分では水道や電気、ガスなどの工事も必要になります。またダイニングや洗面室との家事動線にも影響を与えるので、キッチンに隣接するスペースとの位置関係についても考慮しておきましょう。

リフォーム費用は「キッチンの価格+工事費」

キッチンリフォームでは、キッチン本体の価格に加え、既存キッチンの撤去、本体の設置、電気や水道、ガスの配管工事も含まれます。特にキッチンのレイアウトを変更する場合、どのくらいの費用がかかるのかを見積もってもらう必要があります。

コンロやシンクなどパーツのグレードで価格が変わる

コンロや魚焼きグリル、換気扇などは搭載機能が増えれば価格はアップします。シンクや天板、キャビネットの扉の面材も材質やカラー等のバリエーションによって価格帯に幅があります。どこにこだわるのか、優先順位を定めたうえでプランニングしてもらいましょう。

プラスアルファの機能をどうするか

食器洗浄機、浄水器、IH調理器などの機器も、キッチンのコストや使い勝手に大きく影響を及ぼします。それぞれの特徴を確認しながら、自分たちの暮らしにマッチするかどうか、よく検討しておきたいものです。

キッチン家電の置き場を確保する

炊飯器のほか、コーヒーメーカーや電子レンジ、トースター、ジューサー、パン焼き機など様々な家電を使うご家庭も多くなってきました。自分たちが使うキッチン家電の数や種類、寸法などをリストアップして、置き場をきちんと用意しておきましょう。必要な数のコンセントも設置しておかなければなりません。

リビングやダイニングとのコーディネートも大事

キッチンはダイニングやリビングとのつながりもある場所です。最近はオープンタイプのキッチンも増えてきました。扉の面材などのカラーについては、隣接する部屋の内装との相性も考慮しましょう。リビング等の壁紙との色味を合わせるのもいいですが、場合によっては対照的な色柄にしてアクセントをつけるという手もあります。

キッチンリフォームの工期

キッチンリフォームの場合、1日目は既存キッチンの解体・撤去、2~3日目は給排水、電気工事とキッチン廻り下地工事など、4~5日目はキッチンの取り付けと調整、6~7日目は内装工事、器具の取付け、といった具合に1週間前後の工期を費やすことになります。プラン、レイアウトによっては、さらに日数がかかることも。その間の炊事をどうするか、あらかじめ検討しておくことが必要です。

最近のシステムキッチンの傾向

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国内のキッチンメーカーの製品では、ひと通りの機能性が満たされていることを前提に、さらにデザイン性や清掃性、使い勝手を高める工夫が見られるようになってきました。コンロではふきこぼれを防止するセンサーや汚れを拭き取りやすいガラスコーティングが普及してきましたし、シンクでは水はね音を抑えたり、流れる水が底面のごみを排水口の網へと自然と流したりという機能を搭載した製品も出てきました。

家事の負担を減らし、前向きな気持ちでキッチンに立てるように改良が加えられています。メーカーによって力を入れているポイントが異なるので、ショールームを見学して見比べてみるのもよいでしょう。

パーツや機能にバリエーションが増え、組み合わせ次第で理想のキッチンを実現することも可能になってきました。料理しやすく、片付けやすく、そこにいる時間を快適に楽しめる美しいキッチン。そんなリフォームにぜひ取り組んでみてください。

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