リフォーム・リノベーションがまるわかり!全体の流れと成功のポイントを解説
※2025年10月時点の情報です

後悔しないリフォーム・リノベーションのポイント
リフォームやリノベーションは、工事が始まってからでは後戻りが難しいものです。
だからこそ、事前に全体の流れや注意点を把握しておくことが重要になります。
手順を理解せずに進めてしまうと、予想外の追加費用や工期の延長が発生し、結果的に「こんなはずではなかった」と後悔しかねません。
そこで押さえておきたいのが、次の三つのポイントです。
全体の流れを把握する
工事は「相談・準備 → 業者選定 → プラン・見積もり → 契約 → 着工 → 引き渡し」という流れで進みます。
さらに実際の現場では、契約前に数回の打合せを行ってプランを修正したり、契約後に詳細仕様を詰めたりと、細かいステップを踏みます。
流れを知っておけば、スムーズに計画を進められるでしょう。
複数社から見積もりを取る
一社だけの見積もりでは、相場感や対応の良し悪しが判断できません。2〜3社以上に依頼し、提案内容や工事範囲、保証内容まで含めて比較しましょう。
同じ要望でも会社ごとに見積額や提案内容が異なるため、比較検討して選べば、納得感を持って判断できます。
信頼できる担当者を選ぶ
工事の満足度は担当者との相性によって大きく変わります。
要望を正しくくみ取ってくれるか、メリットだけでなくリスクも説明してくれるか、打合せ内容を記録に残してくれるかを確認しましょう。
安心して任せられる担当者と出会えれば、工事全体をスムーズに進められます。
リノベーションの全体の流れ

ここからは、リフォームやリノベーションを行う際の具体的なステップについて、順を追って紹介します。
【STEP1 相談と事前準備】
理想の住まいを実現するために、まずは家族で要望を整理しましょう。「必ず実現したいこと」「できれば叶えたいこと」「優先度が低いこと」と分けておくと打合せがスムーズです。
希望する時期や暮らしのイメージ写真を集めておくのも効果的です。
【STEP2 業者選定と現地調査】
候補となる施工会社を選び、現地調査を依頼します。建物の状態や構造を確認したうえで、どのような工事が可能か判断されます。この段階で施工会社の対応力や専門知識もチェックしておきましょう。
【STEP3 計画プランと見積もり】
要望をもとにプランが作成され、見積もりが提示されます。複数社に依頼して内容を比較することで、価格だけでなく提案力の差も見えてきます。追加工事の有無や保証内容も忘れずに確認しましょう。
【STEP4 契約と詳細打ち合わせ】
プランや見積もりに納得したら契約を結び、仕様やスケジュールなど詳細を詰めていきます。不明点を残さず、書面で確認しておくことがトラブル回避につながります。
【STEP5 着工から引き渡し・アフターフォロー】
着工後は、現場の進捗確認や追加要望の伝達など、担当者とのコミュニケーションが大切です。工事完了後は引き渡しのチェックを行い、アフターフォロー体制についても確認しておきましょう。
事前準備で押さえておきたいポイント
事前準備をどれだけ丁寧に行えるかで、工事全体の進めやすさが変わります。以下のポイントを押さえておきましょう。
要望や優先順位を整理する
要望をリストアップし、優先順位をつけていきます。住まいの「不満を解消したい点」と「新しく実現したい点」の両方を書き出すと整理しやすくなります。
資金計画を立てる
リノベーション費用は内容や規模によって幅があります。自己資金とローンの組み合わせ、補助金や減税制度の利用可能性を含めて検討すると安心です。
建築時の図面を用意する
間取りや構造を把握できれば、プランや見積もりの精度が上がります。手元にない場合は施工会社に問い合わせることで入手できるケースもあります。
その他のチェックすべき重要事項
マンションであれば管理規約や工事申請の有無、戸建てであれば建ぺい率や容積率など法的制限の確認が必要です。こうした条件を把握しておけば、希望が実現できるかどうか判断しやすくなります。
業者選びの注意点とチェックポイント

リフォーム・リノベーションの満足度は、業者選びにかかっているといっても過言ではありません。ここでは、信頼できる会社を見極めるためのポイントを紹介します。
施工事例・実績を確認
過去の施工事例は、その会社の得意分野やデザインテイストを知る手がかりになります。自分のイメージに近い事例があるかをチェックしましょう。
施工品質や研修体制の有無をチェック
施工の品質は職人や現場監督の技術力に左右されます。自社や協力施工店に研修制度を設けているか、検査体制が整っているかを確認すると安心です。住宅瑕疵担保責任保険や業界団体への加盟状況もチェックポイントになります。
見積依頼や事前相談で対応力を確認
見積依頼時の対応も大切です。質問に丁寧に答えてくれるか、工事のメリットとデメリットをきちんと説明してくれるかを確認しましょう。打合せ内容を議事録として残してくれる会社なら、認識のズレを防げます。
訪問販売など注意すべき業者の特徴
「今すぐ契約すれば割引」など強引に契約を迫る会社や、相場より極端に安い見積もりを提示する会社は要注意です。安さだけに惹かれると、後で追加費用が発生するケースもあります。
提案内容やアフターフォロー体制も含めて比較検討することが大切です。
リフォーム・リノベーションにかかる費用と工期の目安
費用と工期の目安を事前に知っておけば、資金計画やスケジュールを立てやすくなります。工事内容や規模によっても幅がありますが、ここでは一般的な目安を紹介します。
スケルトンリフォーム(戸建て/マンション別)
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戸建て(80〜150㎡):1,200万〜4,000万円、工期は4〜6か月
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マンション(60〜90㎡):1,000万〜2,500万円、工期は3〜5か月
大規模な工事のため、工期は半年から1年程度を見込むケースもあります。
部分リフォーム(水回り・内装など)
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キッチン:100万〜300万円前後、2〜4週間程度
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浴室:80万〜200万円前後、1〜3週間程度
洗面所・トイレ:20万〜80万円前後、数日〜1週間程度
水回りと内装をまとめて工事する場合:約700万〜800万円
その他の工事(断熱リフォーム、耐震補強)
住まいの性能向上は快適性を高めるだけでなく、補助金や減税の対象になることも多いため、近年人気のリフォーム項目です。
・断熱リフォーム:100万〜300万円前後、数週間〜1か月程度
・耐震補強:工事内容により300万〜600万円前後、1〜3か月程度
理想の空間づくりを実現!人気のリフォームアイデア
リフォームやリノベーションの醍醐味は、ご家庭それぞれの暮らしに合わせたアイデアを取り入れられることです。ここでは、近年人気の事例を紹介します。
家事ラク動線
キッチンや洗面所を近くにまとめると、移動距離が短くなり家事を効率的に行えます。行き止まりなく移動できる「回遊動線」や、ファミリークローゼットとランドリースペースをつなげる間取りも、忙しい共働き夫婦や子育て世帯に人気です。
スタディスペース
リビングや廊下の一角にスタディスペースを設ける事例が増えています。お子様の学習や在宅ワークに活用でき、家族の気配を感じつつも集中しやすい環境を整えられます。
収納・照明・デザインの工夫
収納や照明、デザインの工夫を取り入れれば、より快適で居心地の良い住まいをつくれます。
例えば「片付けやすさ」を意識した収納計画や、シーンに合わせて明かりを調整できる照明演出などは、毎日の過ごしやすさに直結します。
また、アクセントクロスや素材選びで空間に変化を加えれば、自分好みの上質な住まいになるでしょう。
まとめ
リフォームやリノベーションを成功させるには、全体の流れを理解し、事前準備や業者選びを丁寧に行うことが大切です。費用や工期の目安を把握しておけば、計画が立てやすくなり、後悔の少ない住まいづくりにつながります。
暮らしに合ったアイデアを取り入れながら、理想の空間を実現していきましょう。
東京ガスリノベーションは、東京ガスグループならではの信頼とサポート体制で、理想の住まいづくりをお手伝いしています。ご要望に合わせたプラン提案から施工、アフターフォローまでワンストップで対応いたします。
リフォーム・リノベーションをご検討の際は、どうぞお気軽にご相談ください。