「余白のあるリノベーション」で作り出す豊かな時間

将来、リフォームをする時にはリビングダイニングとキッチンの間の壁をオープンにしてすっきり暮らしたいと考え、情報収集を重ねてきたHさまご夫妻。
機が熟して、住まいをリフォームをすることになり、思い描いてきたイメージ以上に明るく開放的で、家族が自然につどう居心地のいい住まいが実現しました。

あらかじめ、ソファ・チェスト・テレビのレイアウトを決めた上で、ソファの上にスピーカー内蔵型ダウンライトを設置するようにプラン。ソファーに座ると、スピーカーから降り注ぐような心地よさで音楽を楽しめます。

キッチンの開口部につながるようにダイニングテーブルをレイアウト。キッチンにいながら家族と自然に会話ができます。「リノベーション後は家族でリビングルームで過ごす時間が増えました。居心地がよくなって、自然にみんな集まってくれます」とHさま。

リビング側にシンクをレイアウトしたL字型キッチン。リビング側の間仕切り壁の撤去に伴い吊り戸棚の無い視線が抜けるキッチンに。「シンクとコンロの間の調理スペースを十分に確保してパン作りを楽しめるキッチンになりました。調理スペースの上部は吊り戸棚をあえて設置せずに、すっきりとした壁面に。この『余白の空間』を活かして、丈のある枝もののフラワーアレンジメントを楽しんでいます」とHさま。

キッチン冷蔵庫側には食器や調理用品を収納する引き出し式フロアキャビネットと、使いやすい高さのアイレベルウォール・吊り戸棚を組み合わせています。L字型キッチンに隣接する部分は使い勝手を考え高さ1,000mmの造作カウンターに。

吊り戸棚を撤去して、以前よりも明るいキッチンに。

キッチン右手上部の棚は、リビングルームのテレビに必要な外付けハードディスクのために設けたもの。キッチンとリビングの間仕切り壁を残し、リビングルーム側に壁掛けテレビを設置して、配線コード類を壁の中に納めています。

エコカラットを効果的にあしらった、ミラーのあるアクセントウォールが、玄関の印象を一新。土間のタイルも貼り替えて以前よりも明るい印象。

以前より、ひとまわり大きなバスタブを組み込んで、ゆったりとバスタイムが楽しめるようになりました。カウンターを設けず、シンプルにまとめています。

クロスを張り替えて、明るくなった洗面脱衣室。